「自分に格闘技は出来ない」(女性だから・非力だから・年配だから)

「格闘技を始めようと思いませんか?」という質問に対して否定的な答えの殆どが、

 「私は非力ですから」

 「もう、この歳になって出来ないです」

 「女性だから」

 「体力がないんです」

というものです。

世の中には格闘技に興味があるが、上記のような悩みが有る為に躊躇している方もまだまだ沢山いると思います。

又、格闘技に興味は無いけど、今の物騒な世の中に何か自分や家族の身を守る手段を模索している人も少なくないと思います。

確かに、非力よりは力が強い方が有利だし、体力があるor体が大きい方が有利なのは間違いないと思います。

現に、ボクシングや柔道は体重別に分かれていますしね。

ただ、格闘技は力や体力や体の大きさが全てでしょうか?

相撲で言う「関取」は力が強い順ですか?体が大きい順ですか?

体が大きい人や力が強い人が必ず喧嘩に勝ちますか?

答えはNOだと思います。

体が小さい人や、非力な人でも大きい人・力のある人に充分対処出来ます。

ただ、その術を知らないだけなのです。

ここで、全てを説明する訳にはいきませんが、簡単に説明すると人間の体はみな同じ構成で成り立っています。

当然関節の向きや、歩く時の全身の動きも同じです。

つまり、人間の体の法則を理解すれば力が弱い人でも強い人に対等(又はそれ以上)に戦える訳です。

例を上げると、押されないように頑張って立っている人を押すのは大変ですけど、引くのは簡単ですよね?

それと一緒で10の力で向かってくる相手に対処する為に、10の力は必要ない訳です。

自分の力の使い方を理解するだけでも、身を守る為に充分役立ちますし、激しいトレーニングや、厳しい稽古を行わなくても、身につける事が出来ます。

年配でも、「歳相応の」・・・・非力でも、「力相応」のものを引き出せる。。。

格闘技の素晴らしさはこういう所にもあると思います。

 

「自分は格闘技に向いていない」

Translate »